こんにちは、あるいはこんばんは。波多野です。
無事に慶應義塾大学の通信教育課程に合格することができました。
志望理由書は書き慣れていない人にとってはちょっとした壁になるでしょう。
未来の後輩のために、志望理由書の書き方のヒントを私なりに公開します。
出願前に必ず慶應通信の公式サイトで最新情報を確認してください。
また、当然ながらこのサイトを参考にして不合格になっても責任は持てませんが、あなたの合格をお祈りしてます。Good Luck!
志望理由書の課題
まず、2022年度の課題を募集要項から抜粋します。文字数的に難関なのは課題1と課題2だと思います。
1.志望した学部・類で何を学ぼうとしているのか、①過去の学習経験、②将来の展望、のいずれにも触れながら、具体的に述べなさい。(720字以内)
2.自分の学びたい学問領域に関わる書籍を一冊選び、概要を簡単にまとめた上で、自身の視点から詳しく論評しなさい。(720字以内)
※著者名・本のタイトル・出版社名も記載(字数には含まない)3.なぜ慶應義塾大学の通信教育課程を選んだのか述べなさい。(150字以内)
構成は割と分かりやすく、1で「あなたは何を学びたいのか?」と問い、2では学問を志す上で大切な批評能力のデモンストレーションを求め、3で「Why慶應? Why通信?」と問うてます。
通信教育ですので募集定員は1000人以上!慌てず、要点を押さえて志望理由書を書き上げればきっと合格できます。
課題1
志望した学部・類で何を学ぼうとしているのか、①過去の学習経験、②将来の展望、のいずれにも触れながら、具体的に述べなさい。(720字以内)
基本的なスタイルはこうでしょう。
- 過去に〇〇な経緯があった、経験をした。
- だから私は△△を学びたい。
- △△を学んで将来はこういう風に活かしたい
「大学で何を学びたいのか?」を自分の過去と結びつけ、順序立てて説明することが出来れば問題ありません。
大学に入ろうとするわけですから、何か学びたい分野があるはずです。その分野に興味を持つきっかけは何だったか?その分野を学んだ自分の将来のイメージは?と考えていき、それを順番に書いていきましょう。
私は社会人経験があるので自分の職業経験を絡めて書き上げました。
課題2
自分の学びたい学問領域に関わる書籍を一冊選び、概要を簡単にまとめた上で、自身の視点から詳しく論評しなさい。(720字以内)
※著者名・本のタイトル・出版社名も記載(字数には含まない)
この課題は本選びの段階から始まっています。あまりにも優しい本だとさすがに合格しづらいと思います。
本選びの目安としてはこんなことに気をつければ良いでしょう。
- いわゆる「新書」の中から選べば文量はちょうど良いと思います。
- 新書と言っても玉石混交ですが、学びたい分野に関係のあるお堅い本にしましょう。
- 手元に妥当な本が無ければ、本屋に行って探しましょう。ネットを探し回っても自分に合う本が見つかることは稀です。
「本屋に行って探しましょう」と書きましたが、私は他の合格者の方がネットで紹介していた本をkindleで買って読みましたw
私の場合は自分が学びたい分野に関係がある本をドンピシャで紹介して下さっている方がいらっしゃったので、本当に運がよかっただけです。どうしても本探しをウェブで完結したい場合はAmazonの絞り込みで「新書」に絞るなど、相応に工夫しましょう。
そして書き方。
- 概要をまとめる。
- 論評する。
この2段階です。
意識して概要を短くまとめないと、自分の意見を述べる論評に割く文字数が無くなります。
コツとしては各段落を1つの文で要約していき、半分の360文字以内に収まるように重要度が低いところを削っていきます。そして残りの半分の文字数で自分の意見を述べます。
論評は、筆者の意見を批判したり、別の角度から自分の意見を述べて新たな視点を提示するのが良いでしょう。
課題3
なぜ慶應義塾大学の通信教育課程を選んだのか述べなさい。(150字以内)
ここは慶應通信へのラブレターです。
なぜ他の通信制大学ではなく慶應通信に入りたいのか?なぜ通信制の大学に入りたいのか?を簡潔に書きます。
ただし、間違っても「慶應義塾大学のブランドに惹かれて」とか表面的なことを書いちゃダメです。なぜブランドとして認知されているのか?について考えたりして論理の飛躍が無いようにします。
コツとしては、公式サイトの1分でわかる慶應通信やデータで見る通信教育部、慶應義塾の特徴などを見て、自分が「良いなぁ」と感じるポイントを挙げておけば間違いないでしょう。